発足のきっかけ
メダカ人気が高まるにつれて、メダカ品評会や展示即売会が開催されており、多くのメダカ販売店やブリーダーによって、メダカの品種改良が活発に行われて次々と新品種が誕生しています。
中には多くの方が、同じような交配を行うことで、表現が同じでも別名であったりと飼育者を悩ませる事態も起きております。
品評会においても、品種名が曖昧だったり、違う表現のものが一緒に出品されたり、独自の掛け合わせで生まれたメダカも一合わさって出品され、審査が大変難しいのが現状です。
そして、審査員の主観に頼ることが多いため、色の綺麗なものや、派手なものに目が行くことは仕方がありませんが、メダカの体形、骨の曲がり、ヒレの形状などの欠点の評価が曖昧な採点方法になっているのではないかと感じています。
「紅白」や「三色」であっても、「透明鱗系」と「非透明鱗系」では表現の違いがあるにもかかわらず、一緒に審査されていたり、「非透明鱗系」と「オーロラ系」が、「ラメ」や「体外光」と言う括りで一緒のグループで審査されたりすることもあるようで、きちんとした系統分けが必要だと感じています。
犬や猫、鳥の世界でもそれぞれで「理想形」が示されており、それに沿って愛好家が改良を進めています。
私はメダカにおいても基本となる「体形」があって、そこに美しい異色彩や、ヒレの変異の評価が加わっていくべきだと思います。
「メダカガチバトル」発足するにあたり、「評価基準」「系統区分」を作成するこ
とで、採点基準の基礎になれば良いと考えています。
当然、最初から完璧な「基準」を設けることはできないと思いますので、少しづつ、より良い「理想体型」や、「評価・採点基準」を毎年アップデートし、「理想体型」や、「評価・採点基準」を示すことで、愛好家が飼育する上での選別基準になれば良いと願っています。
『メダカガチバトル』は皆さんからの投票(審査)で勝負が決まります。
来場者による投票とインターネットでの投票が全てなのです。
皆さんの心に何かを与えられる品評会になれば幸いです。